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2020-11-24(Tue)

トラウマと世代間連鎖

夫と2人で家の掃除。

私は家で息子をみながら水回りの掃除。

夫は溜まった資源ゴミを束ねて近所のスーパーの回収所へ。


私は朝からずっと溜まったいろいろな掃除をしていてなかなか休めず、

でも夫が出かける頃にちょっと一息できそうなタイミングがあった。


なのに私はまた休めなかった。


夫が出かける前疲れたのかちょっと不機嫌そうな顔をしていて、

そして「夫が資源ゴミを出しに行ってくれているのに、自分だけ休んでる」と思われるのが嫌だった。


フラッシュバックだと気づいたけれど、その後結局昼寝の寝かしつけのところで爆発した。


昔みたいな大爆発ではないけれど、身体の中から上がってくる猛烈な本能のエネルギー、闘争-逃走反応のエネルギーに、

とても寝かしつけどころではなくなった。


そして私の身体のざわつきを、息子は確実に探知する。


こうなったらお手上げだ。


一度離れて、暴れているトラウマ記憶と向き合って、一旦落ち着かせるか、解放するかするしかない。


私がトラウマ解放を始めるまで、息子は本当に眠れない子だった。


考えてみれば、私の身体はずっと騒ついていた。


どんなに認知的コントロールをかけても、赤ちゃんには通用しない。


赤ちゃんは神経系を使って、親とコミュニケーションをとっているから。


神経系の調整不全を起こした、感情麻痺の親なんて、赤ちゃんにとってはまさに脅威だ。


可哀想な息子。私のことが好きで、近くに来たそうにするけれど、でも私の身体の緊張を感じ取ってぱっと離れて行くことを繰り返してた。(テレビを見ている時だけお互い緊張がほぐれるのか、気がまぎれるのか、ずっと抱っこできた。他の時は私の心臓がどきどきしてしまって、降りてしまうことが多かった。)


まさに私と母の関係と同じ。


私も母が好きで、いつも側にいたかったけれど、側に行けなくて我慢していた。


私が近づいた時の母の強張った表情や仕草を感じ取っていたからだ。


トラウマ解放を始めて半年、最近は私の身体は落ち着いていることのほうが多くなった。


息子は気が向くとずっと側にいるようになった。


私の側でごろごろして、リラックスして戯れてくる。


私も嬉しくて息子の頭をくるくる撫でる。


まるで違う日常、、


親のトラウマが重いと、親は子供にとって愛情と保護を与えてくれる存在であるとと同時に、脅威を与える存在にもなってしまう。


そのため、子供は親だけでなく他者全般に対して、愛着反応と同時に防衛反応が引き出されるように適応する。


これが不安定型の愛着スタイルの根源、、


そして、私のように不安定型の愛着スタイルを持ったまま親になると、

今度は子供に対して愛着反応と防衛反応が同時に喚起されてしまう、、


この辛さは計り知れない、、


強い本能的な防衛反応(古い脳からの司令)は認知的なコントロール(大脳新皮質からの司令)を越えてしまう。


さらに防衛反応は、怒りという形の他に、逃走(感情から逃げ、感情の存在を否定する)という形をとることもある。

つまり感情麻痺になる。


怒りにハイジャックされた親も感情麻痺の親も、子供の気持ちがわからない。


そして子供を傷つけてしまう。


こうしてトラウマは世代間を連鎖する。


親が頑張って認知的にコントロールした場合、その分、子供のトラウマは親より軽くなるかもしれない。


でもそれは「限られた効果」だと言わざる終えないと思う。


親が自分の身体を張って、身体の中にトラウマのエネルギーを溜め込んだとしても、やはり本能の強い反応に抵抗できる程度は限られているし、もしうんと抵抗して頑張ったとしても、その結果親が早く亡くなってしまったら、それもまた子供のトラウマになるからだ。


世代間連鎖を根本的に、飛躍的に改善するには、親がトラウマ(戦争と戦後復興から引き継がれてきた社会的傷)を解放するしかない。


子供を傷つけたくない、という強い思いが、親をトラウマと向き合わせる。


これまでの自分の生き方やあり方と向き合い、間違いや信じられないような罪と向き合うことは辛いことだけれど、でも悪いことばかりじゃない。


本当に自由に、健やかに生きる道が、親にとっても拓かれる。


子供は親に教えてくれている。


「あなたのあり方、おかしいよ?」
「そういう言葉は僕は嬉しくないよ?」
「そういう出来事で、人は傷つくんだよ?」


自然なあり方を子供から学ぶ。


「育児は育自」と言うが、本当は

「育児は自らの成長過程で身に付けてきた適応パターンとトラウマの殻を破り、本来の自己に戻る作業」

なのかもしれない。


そして人間の成長とは、おそらくそういうものなのだろう。



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プロフィール

haakunmama

Author:haakunmama
30代前半、2歳の息子を育てています。
私の母は気持ちが不安定で、幼い頃から母の言葉や態度に傷ついて育ちました。私が二十歳になる頃、母は双極性障害と診断されました。不安定な両親との関係と生育過程で負った心の傷は私の気持ちをかき乱し、長年とても苦しみました。
心理学と出会い、多数の本、最新の情報と1つずつ出会いながら、夫と交際を開始。すくすく育ちの夫に支えられ、自分の過去と向き合いながら、生き方を変えてきました。
そして結婚。出産。

今度は私が「母」になる番。

我が子のことは傷つけたくない。でも普通の母を知らない、愛情不足で育った私が安定した愛情を注ぐのは日々手探り。。あまりに辛い乳児期育児に追い詰められ、ほとんど鬱のような状態に。。

その後、再度自分の生い立ちや生きづらさと向き合う必要を感じ、愛着障害、トラウマなどについてさらに勉強を始め、気持ちや考えを整理するためにこのブログを立ち上げました。

これまで、毒親、愛着障害、アダルトチルドレン、トラウマといろいろなことを調べ、試してきましたが、やっとうまくいきそうな方法が少しずつ見えてきました。
こちらのブログに自分の気持ちを書いてきたことが確実に私を前に進めてきてくれたように思います。いつもブログを読み、応援してくださっている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

現在は自分のトラウマ解消を引き続き目指しながら、同じように生きづらさに悩む方の役に立つかたちにできるよう、カウンセラーを目指して勉強、準備中です。

私の愛着障害は決して軽いものではなかったと今は感じていますが、確実によくなってきました。気持ちに振り回される、無感覚になる、何もやる気が出ない・・愛着障害にはいろいろな症状がありますが、神経系と記憶の問題と考え、神経系で未完了になっている防衛反応を完了させ、同時に記憶の処理を進めることで、硬直した心身がリラックスした状態へ変化する可能性があります。(そしてその可能性は比較的重症なケースでも高いと感じています。私自身は大学時代、一番ひどかった時期は講義以外のほとんどの時間をベッドの中で過ごしていました。現在は波はあるものの、朝から息子と元気に遊び、夜寝る前まで毎日活動できるようになりました。(息子がいるのでそうならざる負えなかったというのは大きく、息子が生まれたからこそさらにトラウマと向き合うことになったと感じています。))

今生きづらさに悩まれている方、育児困難に悩まれている方、親子関係に悩まれている方、鬱状態に悩まれている方、ぜひ諦めずに一緒に頑張っていきましょう!
よろしくお願いします!

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