FC2ブログ
2020-02-24(Mon)

子育てが苦しいのは記憶の漏出が原因(トラウマ記憶のある全ての方におすすめの本)

自分の悩みについて書かれている新しい本について書きたいと言ってから少し時間が経ってしまいましたが、今日はこの本について書きたいと思います。

『子育てに苦しむ母との心理臨床 EMDR療法による複雑性トラウマからの解放』
大河原美似著

先週から、私の過去と向き合う作業がまた一気に進み始めたように感じているんですが、おそらくこの本の影響がとても大きいのだろうと感じています。

書きたいことが多すぎて、どう書いたらいいのかちょっと困惑しているんですが、

とにかくトラウマ記憶で苦しんでいる方、必見の本です。

過去の記憶の漏出、フラッシュバックがどうやっておこり、
それがどんなふうに今の私たちの脳や思考、言動に影響を与えているのか、
そしてそれを終わらせるにはどうしたらいいのか、
それがはっきりと書かれています。

そして、私たちが感じてきた「親に愛されなくて、理解されなくて、共感されなくて」苦しいという感情が、本人の感受性の問題などではなく、人間の根本的な「つくり」として当然のものであることが示され、そのメカニズムも書かれています。

この本を読んでいるうちに、今まで無意識に
「こんな風に感じるのは私が大袈裟なのかも、敏感すぎるのかも」(←これも父に言われた💢本当に最低💢)
と考え抑圧していた感情が、
「あれっ本当はむしろ真っ当な感情だった?」
「あれっこのエピソードのトラウマも、こっちのエピソードのトラウマも、なんだかすごく気持ちがわかるぞ、、」
とやっているうちに、いろんな記憶と一緒に一気に溢れ出てきました。

そして、私の感じている「子育てが苦しい」という感覚については、

子育て困難は「人格」の問題ではなく、
「過去の記憶の問題」である。

という、私がずっと自分と母について感じてきたことを、心理学、脳科学的に明確に書いてくださっています。

私が息子に泣かれた時や癇癪を起こされた時に感じていた強いイライラ感やパニックに近い感覚、息子を傷つけてしまう恐怖感や息子と遊ぶことへの抵抗感は、

幼少期の記憶が漏出し、過去の自我状態(思考や行動のパターン)が登場し、混乱や感情制御困難を引き起こしていたことが原因だったようです。

実際この本を読んでから、イライラ感や恐怖感、息子と遊べない感情を感じている時の自分の思考を注視してみると、必ず過去のことを思い出していました。

私は親に遊んでもらえなかった、
気持ちをわかってもらえなかった、
慰めてなんてもらえなかった、
心からの笑顔なんて向けてもらえなかった、
わがままなんて言えなかった、
大きい声なんて出せなかった、
いつも意地悪なことばかり言われていた、
大切になんてしてもらえなかった、
・・・・

そういう記憶がとめどなく流れ出てきていて、息子といるほとんどの時間、悲しかった感情や苦しかった感情、昔感じた恐怖感を、なんとか認知的に

「もう過去のことなんだから」
「そんなことは関係なく息子にはなんとか与えてあげないと」

と押し込もうとするんですが、すればするほどうまくいかず、フラッシュバックした強い感情を無理矢理抑えようとするので、恐らく体の中で強い炎症反応がおこり、体は痒くなり、筋肉は強張り、心身ともにぼろぼろになっていました。

ずっとなんとなくそういうことが原因なんだろうと感じる部分はあったんですが、ただ私が単純に育児に向いていない可能性もあると思っていて、どこか半信半疑な気持ちもあったんですが、

前回の記事で書いた「心のトゲ」を抜き、その他にも少しいろいろと過去の記憶を処理する取り組みをしたところ、この数日、一気に息子と一緒にいることが「普通」になってきたんです。

あれほど息子に触る度に感じていた恐怖感がほとんど消え、息子に泣かれた時のイライラ感も我慢できる程度になり、遊ぶことへの抵抗感は本当に低くなり、、

自然に笑顔で遊べるようになりました😭

息子の様子の変化も本当にすごく、、
これまで私のトラウマやPTSDのような症状がどれだけ息子にもトラウマを生み出していたのか、すごく感じてしまいます。

本当に紹介したい内容や図がたくさんあるんですが、図の引用は筆者の許可がいるらしいので、今後どんなふうに内容を紹介していこうかちょっと考えています。

息子との関わりに関してはまだほぼトラウマの影響が消えたとは言えず、まだやはり抵抗を感じる瞬間や体の神経が変に騒ついているなと感じる瞬間が多々あります。

そしてその時やはりまだまだ過去の記憶を思い出しています。

今日は息子の寝かしつけの時に大きな抵抗を感じ、自分の考えていることをよく感じてみたら、

幼い頃夜寝る前に布団の中からこっそり母の見ている映画を覗き見していたら、
「なんで夜まであんたに私の時間を邪魔されないといけないのよ!」
と言われたのを思い出していました、、

私は寝かしつけをしてもらったことがない子供でした、、

こんな調子なのでいつになったらフラッシュバックがなくなるのかはわかりませんが、自我状態療法というのを参考にイメージの中で子供の頃の自分を満たしてあげることも続けつつ、また思い出した記憶を話し、感情を感じ切り、誰かに承認してもらうことも続けつつ、いろいろやっていこうと思います。

前回恐らくずっと抑圧していた父への憎しみを抱いている自分を統合できたことが、たぶんとても自分の中で大きく、おそらく生まれて初めて、本当の安心・安全を感じられているような気がします。

トラウマと向き合う方法としては、認知的に思考でどうにかしていこうという方法と、体からどうにかしていこうという方法があるようなんですが、

子育て困難については認知的に頑張ってもうまくいかない可能性が高いようです。

本にも書かれているんですが、認知的に
「お母さんはこういう風にするといいですよ」
「こういう風に考えるといいですよ」
というのは、母親としての自信を削ぎ、その結果感情制御困難が起きやすい状況になります。

また、認知的に頑張って思考を変えようとしたところで、記憶の漏出がどんどん起こり本能的な心身の反応が引き起こされてしまい、あまり効果がないように思います。

そのため育児困難の場合、認知的なアプローチより、身体的なアプローチや、記憶を根本的に変化させるようなアプローチが重要になってくると思われます。

今回感じたことですが、やはり1番いいのはEMDRだと思います。高速道路でビューンと解決するようなものだそうです。

ただまだEMDRを受けられる人数は限定されており、みんなが受けられる状況ではないようです。

その場合、きちんとネガティヴ感情をありのままに承認してくれるカウンセラーや知人と話すことが解決法になるようです。

私の場合は、夫がかなり安心・安全なタイプで、昨日父への怒りがとても強くなり、

「今のままではどうしても納得できない。父を懲らしめたい。手紙にこう書いて送ろうかと思ってる。」

というような話をしたところ、

「絶縁状を送ろうと思ってるんだね。どうやって懲らしめるかよく考えるといいよ。」

と言われ、そうしたらなんだかそれだけでちょっと満足しました。

今のままでは父は私が連絡を絶ったのを全部母のせいにしていそうで、それではどうしても気が済まないので、絶縁状は送るかもしれませんが、でも一方でちょっとどうでもいいような気もしてきました。

人にわかってもらうことが、どれだけ人を癒し、人にわかってもらえないことがどれだけ人を傷つけるのか、、

ずっと見ないようにしてきた大切なことが、やっと見えるようになってきた気がします。

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

にほんブログ村 家族ブログ 毒親へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

haakunmama

Author:haakunmama
30代、もうすぐ1歳になる息子を育てています。
私の母は気持ちが不安定で、幼い頃から母の言葉や態度に傷ついて育ちました。私が二十歳になる頃、母は双極性障害と診断されます。不安定な両親との関係と生育過程で負った心の傷は私の気持ちをかき乱し、長年とても苦しみました。
心理学と出会い、多数の本、最新の情報と1つずつ出会っていったことによって、傷だらけだった心は少しずつ少しずつ軽くなり、何年か前に大きな傷は癒されたように感じました。

そして結婚。昨年出産。

今度は私が「母」になる番。

我が子のことは傷つけたくない。でも普通の母を知らない、愛情不足で育った私が安定した愛情を注ぐのは日々手探り。
そんな私の現在の育児の模索の日々や過去の振り返りを書いていけたらと思います。

過去については、毒親?愛着障害?アダルトチルドレン?トラウマ?といろいろなことを考え、多様な本に出会いました。
そういった本や情報の振り返りもできたらと思います。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

その他
アクセスカウンター
RSSリンクの表示